塩対応の大塩さん2【あらまあ】

塩対応の大塩さん2【あらまあ】の感想

「塩対応の大塩さん2」を手に取って、あっという間に読み終わってしまいました。前作からの続きで、看病を経て恋人同士となった大塩さんと加藤の関係が進展していて、とても楽しめました。体育祭を背景にしたストーリー展開も面白く、二人三脚の練習中に起こるハプニングが、彼らの絆をより深めるきっかけとなるのが良かったです。 特に印象的だったのは、大塩さんが加藤に「一緒に思い出を作りたい」と語りかけるシーンです。このセリフには思わずグッときて、彼女の優しさが感じられました。加藤の運動が苦手な一面を見つつも、彼女が彼を支えようとする姿勢が素敵でした。恋人同士の甘い瞬間がたっぷり詰まっていて、ページをめくる手が止まらないほどでした。 保健室でのふたりのやりとりも印象的で、ドキドキ感がたまらなかったです。彼らの関係の進展が描かれる中で、愛情が溢れる瞬間がたくさんあり、読んでいるこちらも幸せな気持ちにさせられました。イラストもとても魅力的で、キャラクターの表情や動きが生き生きとしていて、作品の世界に引き込まれました。 全体として、恋愛の甘さとドキドキ感が満載の作品で、ぜひ続編も楽しみにしています。前作のファンの方はもちろん、新たにこのシリーズに触れる方にもお勧めしたい一冊です。